散歩のしつけ

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散歩のしつけ
犬にとって散歩はとっても重要です。

人は家の中にずっといたとしてもテレビやインターネットで情報を得られますし、電話をして友達と話をすることもできますね。何らかの刺激はいつもあります。

一方、犬の場合、いつも同じ庭先や室内にいたら飽きてしまい刺激不足になります。散歩をすることでいろいろなことから刺激をうけ、脳の活性化にもつながります。



犬も1日最低30分以上の有酸素運動が推奨されています。運動することでエネルギーを発散させたり、幸せホルモンがでます。また認知症の予防にも効果的。

とはいえ、散歩のしつけがしっかりできていないと飼い主さんも大変。勝手に動き回るようでは事故にもつながるかもしれません。

犬がいうことをきかない時はどうしたらいいのでしょう。

リードをグイグイ引っ張る

リードを引っ張る犬
散歩の時にグイグイ前に行きたがっている犬。首が苦しくないのかなと心配になりますね。ゲホゲホ咳をしたりして。窒息死してしまうまで引っ張る犬はいませんが、首の神経や血管を傷つけることも。

小型犬の場合はそれほど力も強くないので、飼い主さんがある程度、行動をコントロールできるでしょう。でも大型犬の場合は引きずられてしまうかも。飼い主さんが転倒したり、よその犬や人に飛びかかったりするかもしれません。

引っ張る犬についていくということは、引っ張れば自分の好きなところへ行けると、犬に教えることになります

リードをギューッと引っ張るしつけ方法はあまりおすすめできません。素人にはそのタイミングや強さがむずかしいと言われていますし、パグやシーズーなどの短頭種は眼球が飛び出てしまうのだとか。

安全で犬にも人にもストレスの少ない方法でしつけましょう。

リードを引っ張らないために

引っ張ったら止まる

「引っ張っても進めない=いいことは起きない」ということと「リードを引っ張らなければ進める=いいことが起きる」ことを教えます。

飼い主を見上げて歩くように教える

歩きながら飼い主を見上げることとリードを引っ張ることは同時にはできません。歩きながら飼い主を見上げるといいことがあると犬が認識すればOK。そのためには手にフードを持ち、ときどき上げればいいんです。

集中ポイントを作る

数十メートルごとに飼い主さんに集中させフードを与えます。この時にアイコンタクトをとったりオスワリの練習もできますね。また数十メートル歩いてフードを与える、アイコンタクト、次のポイントへを繰り返します。こうすることで、飼い主さんのそばを集中して歩けるようになるはず。

道具を使う

  • ジェントルリーダーを使う
    馬につけるハーネスのようなもの。リードを引っ張ると飼い主の方を向くようになっています。力の強い犬でも簡単にコントロールできると人気です。

    サイズ選びは慎重に。首周りを計るなどしてぴったりの物を選びましょう。また装着方法を間違えると効果が薄れてしまったり、犬がいやがったり、外れてしまったりするので説明書をきちんと読んでくださいね。

    「あら、口輪なんてしてかわいそうに」なんていう目でみられるかもしれませんが口輪ではありません。もちろん口を開けて水を飲んだりフードを食べたりすることもできます。

    ただこれを付けることをすごくいやがったり、ストレスに感じる犬もいるようです。装着できたらごほうび(フードなど)を与えるなどしてまずは慣れさせることからはじめます。

  • イージーウォークハーネス

    ジェントルリーダーはパグなどの短頭種にはつけられません。その場合はイージーウォークハーネスを使ってみましょう。

    胸の前にリードを付けるリングがついています。犬が先に行こうと引っ張ると足や胸の筋肉に圧がかかって進みにくくなるという仕組みです。

  • 「伊東家の食卓」で紹介された裏ワザ
    普段使っているリードを使います。リードを首の後ろ(首輪から)→背中の真ん中→90度に左に曲がって→左前足の後ろ→右前足の後ろ→背中のリードの下を通します。新聞の束をひもでしばるときの感じですね。

    この状態で犬が引っ張ると胸がしめつけられて歩けなくなります。リードを引っ張らなければ苦しくないということがわかればOK。

    この裏ワザはチェーンではゆるまないのでできません。また細いリードでは痛そうですね。程よい太さのリードを使用しましょう。

    病気やケガをしている犬や、妊娠中の犬、子犬には使わないようにしてください。

バイクを追いかける

散歩中にバイクなどの特定の物を見ると走って追いかけようとする犬、いますよね。逃げる相手を追いかけるのが楽しいと思っている場合と、嫌な相手を追っ払っていると思っている場合とあるようです。

いずれにしても慣らすしか方法はありません。

車通りの多い所に面した広場に連れていき、バイクに反応しないギリギリの場所を見つけます。そこでバイクが通るたびにフードを与えます。これを繰り返すとバイクが通ればフードがもらえるということを学習します。

少しずつ通りに近づいていき、バイクに反応しなくなったらOK。

追い抜くバイクだけに反応する犬もいます。この場合は知り合いにお願いして、何度も追い抜くことをやってもらいます。距離やスピードは追いかけないギリギリのところで。そして反応しなかったことをほめ、フードを与えることを繰り返します。

刺激にだんだん慣れさせるという方法ですね。

散歩をいやがる

散歩をいやがる犬
外の環境に慣れていなくて、怖くて散歩に行きたがらないのかもしれません。

生後3~4ヶ月までに外に慣れさせないということは、人間で言うと8~10歳まで外に出さなかったというのと同じことです。それでは怖くて歩きたくもないですよね。

まずは玄関先で遊んだり、フードを与えたりして慣らします。玄関先でも遊べるようになれば、5メートル先まで抱いて連れていき、また同じようにします。距離を10メートル、20メートルとのばしていきましょう。

家の近くに慣れてきたら抱っこして外の安全な場所へ連れていきます。そこでフードと遊びができるようになったら、半経1メートルほどは動けるはず。このようにして動ける範囲を広げていきます。

うちの愛犬(ミニチュアダックス)は迷い犬だったところを保護して飼うことになった犬なんです。

保護した当初はおびえていて散歩もすごく嫌がりました。迷っている時にこわい目に合ったのかも。でも家のまわりを歩くことから始めたら、なんとか近所(半径300メートルぐらいですが・・・)の散歩はできるようになりました。あせらず少しずつがポイントです。

においばかり嗅いでいる

においをかぐ犬
散歩中ずっとにおいをかぎ続けている犬。動かなくなっちゃうこともあります。

人の数百万倍以上も嗅覚が優れている犬は、においによっていろいろな情報を得ています。なのでにおいを嗅ぎまわるのは仕方がないことなんですね。

そうはいっても、他の犬のうんちや汚い場所でそれをやられてしまうと病気に感染するかもしれません。においをかぎ始め、動かなくなる前に飼い主さんに集中させましょう。フードを与えたりおもちゃを見せることで興味をひきます。

ただ安全な原っぱなどではにおいを嗅がせてあげることも必要。ストレス軽減にもなります。

たまには走らせたほうがいいの?

犬を走らせる
犬がぐいぐいリードを引っ張るのは走りたいからではないんです。ただ興奮しているだけ。そして走らせるとよけい興奮して、アドレナリンがでてしまいます。

野生の動物や野良犬をみてみると、走るのは獲物をつかまえるときだけですよね。それ以外の時間はゆったりのんびりしているはず。なので飼い犬も散歩のたびに走らせる必要はないと思います。

もし安全な広場などがあればロングリードをつけ、自由にさせてもいいかもしれませんね。

自転車で散歩している人もいますが、大変危険です。引っ張られて転ぶかもしれませんよ。

散歩の持ち物やマナー

散歩の持ち物やマナー

熱中症を予防するためにも飲み水をペットボトルなどに入れて持ち歩きましょう。

それから犬がおしっこをしたところには水をかけるのがマナーです。においや汚れで他人に迷惑をかけないようにするためと、感染症を予防するためにも必ず水で流してくださいね。

携帯用ボウル

折りたたみ式のボウルがあると犬に水を与えやすいです。とくに熱い時期は熱中症になりやすいのでこまめに水分補給をしてあげましょう。

フードやおもちゃ

しつけをするためにもフードは必要です。また他の犬に吠える時もおもちゃなどで注意を引くことができるはず。

うんちを持ち帰るための袋

犬のうんちは必ず持ち帰ります。土に埋めただけでは他の動物が掘り返してしまう可能性も。感染症や寄生虫をうつしてしまうこともあるので後始末はしっかりしてください。

散歩兼トイレタイムになっているケースが多いですよね。でも理想はこの2つは分けるべき。

トイレは自宅の敷地内やトイレシーツの上で、そして散歩は散歩と区別できれば、マーキングやうんちが近所迷惑になったり、病気をうつしてしまうこともなくなります。

ティッシュペーパーなど

うんちをした後、おしりまわりを拭き取るのに役立ちます。

散歩にも変化をつけてあげて

散歩にも変化をつけてあげて
毎日同じコースを同じように歩くのでは犬も飽きてしまいます。散歩のコースを変えれば犬もワクワク。刺激も毎回違えば、脳も活性化します。いくつか異なるコースがあればいいですが、なければ反対周りするだけでもOK。

散歩に行く時間はとくに決めないほうが良いです。たまに時間がいつもとちがうとそれがストレスになる犬も。

時間を決めてしまうと犬も覚えてその時間に「散歩に連れて行け~」と吠えて要求するようになります。吠えれば散歩に連れて行ってくれることを学習してしまうと、夜中でも早朝でもかまわず吠えるようにもなってしまいます。

1日1回長時間散歩するより、2回に分けた方が犬の脳にはいいと言われています。散歩にかける時間は小型犬で20~30分を2回、大型犬で30~60分を2回が目安です。

生後1年未満の犬や妊娠後期のメス犬、老犬、関節炎などを患っている犬などは様子を見ながらにしましょう。たくさん歩かせればよいというわけではありません。

散歩をもっと楽しんで!
散歩は犬にとって良いものだけでなく、飼い主さんにとっても良いものです。

歩くことで健康になることはもちろん、犬を介して友達ができることもありますよね。

しつけをきちんとできれば散歩が楽しく、そして犬との絆を深める大切な時間になること間違いなしですよ。




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