犬に食べさせてはいけないもの

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犬に食べさせてはいけないもの
犬に玉ねぎはNGなのは有名ですね。でもそれ以外にも犬にとって危険な食べ物ってたくさんあるんです。知らずに食べさせている飼い主さんも意外と多いので要注意です!


玉ねぎ、ネギ類、ニラ、ニンニク類

犬 玉ねぎ
アリルプロピルジスルフィドという成分が犬の赤血球を破壊します。それが原因で貧血や溶血が起こります。食べても何の症状もでない犬もいますが、死んでしまう犬もいます。症状がでるまで1~数日かかるので、もし食べてしまったのがわかったらしばらく様子をみていましょう。

生であっても加熱してあっても関係ありません。肉じゃがやカレーライス、ハンバーグを与えてしまって中毒になるケースもあるので気をつけて。焼き肉のタレやドレッシング、コンソメスープも要注意です。

症状:貧血で倒れる、目の結膜が白くなる、下痢、血尿、血便など

危険な量:小型犬(5キロ)→中玉ねぎ半分 / 大型犬(30キロ)→大玉ねぎ2.5個

拾い食いなどで少しぐらい食べてしまってもほとんどの場合は心配ないでしょう。でも個体差があります。様子がおかしいなと感じたらすぐに病院へ連れて行ってください。

チョコレートやココア

犬 チョコレート
テオブロミンという成分が心臓や神経に影響をおよぼします。室内で飼っている犬はとくに注意が必要です。

症状:嘔吐、下痢、頻尿、興奮状態になる、不整脈、筋肉のけいれん、最悪のケースでは死に至る

危険な量:体重2キロあたり60g(板チョコ1枚が約60gです)

ぶどう(レーズンも)

犬にぶどうは危険
肝臓の機能に障害がでます。食べてから2~3時間後に症状が出はじめ、48時間以内に急激に悪くなることも。玉ねぎやチョコレートが犬に良くないことをしっている飼い主さんは多いと思いますが、ぶどうは意外と知られていません。

症状:嘔吐、下痢、重症になると死んでしまう

危険な量:体重1キロあたり生のぶどう32g、レーズン11~30g

5キロの犬の場合160g食べてしまうと危険です。小さい粒のぶどう(デラウエア)の一房が150gほど。

アボカド

ペルジンという物質が毒になります。アボカドの種類によって危険度が異なるようですが、一番危険なのはグアテマラ系です。

症状:嘔吐、下痢、胃腸炎

ナッツ類

犬にピーナッツをあげてもよいか
原因はよくわかっていませんが、とくにマカダミアナッツは危険です。お酒のおつまみとしてナッツ類を食べていて、酔っ払ってそのまま寝てしまい犬が残りを食べてしまうケースもあると言います。くれぐれもご注意を。

症状は食べてから12時間以内にでますが、たいていの場合は1~2日で自然に回復します。ただ腸に詰まってしまうこともあるので、念のため病院でレントゲンを撮ってもらったほうが安心ですね。

症状:、元気がなくなる、嘔吐、発熱、けいれん、運動失調

危険な量:中毒になる量は体重1キロあたり2.2~62.4gと幅広い。致死量はわかっていません。

キシリトール

犬 キシリトール 危険
インスリンを過剰に分泌させ、血糖を下げる原因になります。

人間が食べるキシリトールガムやタブレットを食べさせないように。こどもが虫歯予防のためにキシリトール入のタブレットを食べていることがあると思いますが、うっかりこどもが犬に与えてしまわないようによく言い聞かせましょう。

歯みがき粉にも含まれています。こども用のはいちご味などでおいしいのでとくに気をつけて。

症状:意識の低下、けいれん、脱力、肝障害(症状は30分以内にでます)

危険な量:体重1キロあたり0.1gで低血糖症、0.5gで急性肝不全。

製品によってキシリトールの配合量は異なりますが、10キロの犬がガムを10粒食べるだけで急性肝不全をおこす量を摂取してしまうこともあります。

生のタコ、エビ、イカ、貝類、淡水魚

犬にたこやいかをあげてもよいか
生の場合はチアミナーゼという酵素が含まれており、大量に食べるとビタミンB1欠乏症になります。またイカやタコは消化も悪いので犬に食べさせるのはあまりおすすめしません。

症状:食欲低下、嘔吐、神経障害

生肉

犬に生肉をあげてもよいか
とくに生の豚肉では寄生虫であるトキソプラズマに感染するおそれがあります。その他でも食中毒になる危険性もあるので火を通して与えます。

生肉を与えたら皮膚病が治った!という人やもともと犬は生の肉を食べていたのだからそれのほうが自然だと考える人もいますが、病気に感染してしまうのもこわいですよね。

また鶏肉は骨にも注意。縦にわれるのでのどや胃腸に刺さることもあります。

症状:体重減少、下痢など

生卵の白身

犬に生卵をあげてもよいか
アビジンというタンパク質によってビタミンBの吸収が妨げられます。それによってビオチンが不足してしまいます。ただ白身だけをたくさん与えることもないですよね。黄身といっしょなら問題ないです。また加熱してあげるときは心配いりません。

症状:皮膚病、結膜炎、疲労、下痢

するめ

犬にするめをあげてもよいか
毒性はないのですが、消化が良くないです。しかも胃の中でふくらみ胃もたれを起こします。ふくらみすぎて腸につまってしまったり、吐くに吐けなくなってしまうので気をつけて。

症状;胃腸障害、元気がなくなる

アルコール

犬にアルコールをあげてもよいか
犬もアルコール中毒を起こします。知り合いの犬はビールが好きで、飼い主さんのを分けてもらって飲みフラフラしていましたが危険ですね。よく注意しておきます。

症状:嘔吐、フラつき、呼吸や心拍の異常

危険な量:体重1キロあたり5.5~6.5mlが致死量

カフェイン

犬にカフェインをあげてもよいか
心臓に対して強心剤のような作用があり、犬は感受性が高いので危険です。緑茶(玉露はとくに注意)や紅茶コーヒー、コーラなどに含まれています。

飲んでから1~2時間程度で症状が現れてきます。

症状:嘔吐、下痢、震え、昏睡、呼吸の異常、脈拍の異常、けいれんなど

危険な量:体重1キロあたり100~200mgが致死量

一般的なコーヒーおよそ1杯のカフェイン量は100mgです。体重5キロの犬がコーヒーを5杯も飲むと死んでしまうこともあります。ただもっと少ない量でも中毒症状はでるのであやまって飲んでしまわないようにしましょう。

消化に良くないもの

犬にこんにゃくをあげてもよいか
とうもろこしやこんにゃくは消化しにくいので大量にあげないようにします。とくにこんにゃくは小さく切って与えてください。とうもろこしは芯も危険。消化できないのでいつまでも胃にとどまってしまうこともあるのだそう。

ほうれん草

犬にほうれん草をあげてもよいか
ビタミンの宝庫なので積極的にあげたい野菜ではありますが、与え過ぎには注意が必要です。なぜならほうれん草にはシュウ酸という成分が含まれていて、尿のなかでカルシウムとくっつくから。結石の原因になります。

生のほうれん草にはシュウ酸が多く含まれているので、与えるときには茹でてから。そして水分もたくさん摂らせるようにします。

牛乳

犬に牛乳をあげてもよいか
犬には乳糖を消化する酵素があまりないのでたくさん飲ませないほうが良いでしょう。ただ個体差もあっていくら飲んでも何でもない犬も入ればすぐに下痢をしてしまう犬もいます。

食欲がないときに牛乳をドッグフードにかけて与えるとよく食べるとも聞きますが、心配であれば犬用のミルクや粉ミルクを利用してください。

チーズやヨーグルトには乳糖はあまりふくまれていないので大丈夫です。

症状:下痢

マグネシウムを多く含む食べ物

犬に煮干し
マグネシウムの摂り過ぎは尿結晶や結石の原因になります。マグネシウムを多く含む食品は煮干し、のり、かつお節、ミネラルウォーターなど。

煮干しやかつお節は犬が好んで食べますし、ミネラルウォーターはなんとなく体に良い気がするのであげてしまいがちですが、結石の原因になるのは知りませんでした。

人間の食事

犬に人間の食事をあげてもよいか
人間が食べるものは塩分やカロリーが多め。添加物が多いのも気になります。ハムやソーセージなどは犬も大好物だったりしますが要注意。またケーキやクッキーも糖分が気になります。虫歯予防のためにもあげないようにしましょう。

猫のトイレ用の砂やキャットフード

犬にキャットフードをあげてもよいか
猫の砂は水分を含むと固まります。たくさん食べてしまうとおなかの中で固まってしまい死んでしまうかもしれません。猫と犬をいっしょに飼っているお宅は気をつけましょう。

いくらなんでも砂なんだから食べないでしょ~と思いがちですが、猫砂はデンプンやおからなどから作られているものもあります。しかも猫のうんちは犬にとって良い香りだそうで、食べてしまう犬もいます。

猫のトイレを犬が入れない場所に置いたり、カバー付きのトイレにしたりするなど工夫してください。
猫のトイレでいいものを見つけました。カバー付きで入り口が小さく、さらに入り口近くはすのこ状になっているんです。すのこの上を通ってさらに奥へ進むとトイレになっています。猫の砂が外へ散らばることもなければ、体の大きい犬は入れない構造になっているので、犬が砂や猫のうんちを食べてしまうのを防止できます。

またキャットフードを犬が食べ続けると栄養過多になってしまうので要注意。

毒ガエルや毒キノコ、ふぐ

犬に毒きのこ
ヒキガエル(ガマガエル)は白い毒液を持っています。エサとしてカエルを与えることはないと思いますが、散歩の途中に遊びでくわえることがあるかもしれませんね。くわえたときにその毒液をかけられることもあります。口内が赤く腫れたり、呼吸が乱れたり、脈拍が早くなったりします。病院へ連れていきましょう。

人間と同じように毒キノコで中毒になる犬もけっこういます。市販のきのこは問題ありませんが、山にとりに行った時は気をつけましょう。とくにテングダケ、ツキヨダケ、ニガクリタケは毒性が強いです。

それからふぐの毒で中毒になる犬もいます。散歩中に釣り人が捨てたふぐを口にしてしまうこともあるかもしれません。

症状:吐き気、腹痛、下痢、酒に酔った感じ、呼吸困難、けいれん、脈拍の異常、死の危険

洗剤など

乾燥剤
今は家の中にいろいろな化学合成剤が置いてありますね。洗剤や脱臭剤、消毒液、乾燥剤など実にさまざま。

また散歩の途中で農薬や殺虫剤、肥料などをなめてしまうことがあります。犬は本能的に危険を感じてこれらのものは口にしませんが、子犬はあやまって飲んでしまうこともあります。

症状:体温が上がる、よだれ、皮膚の腫れ、呼吸困難など

医薬品

犬 人間の薬
人間用の薬を飲んでしまったり、犬用の薬を一度にたくさん飲んでしまうことによる中毒や副作用もこわいです。糖衣錠は甘いので犬もポリポリ食べてしまうんですね。

中毒の事故で一番多いのが人間用の薬によるものです。高齢者のいる家庭はとくに気をつけましょう。たとえ、フタのついた瓶に入れてあっても遊んでいるうちに開いてしまうことも。必ず薬は犬の届かないところへ保管してください。

植物

犬 アサガオ 危険
犬にとって有害な植物はたくさんあります。散歩している途中や自宅に観葉植物として置いてある場合は気をつけなければなりません。中毒を起こす植物は以下のものです。

アサ、アサガオ、アイリス、アザレア、アセビ、アマリリス、アヤメ、アンズ、イチイ、イカリソウ、イヌサフラン、ウマノアシガタ、ウメ、エゴノキ、エンレイソウ、オシロイバナ、オダマキ、オニドコロ、カルミア、キキョウ、キツネノテブクロ、キバナフジ、キョウチクトウ、クサノオウ、クリスマスローズ、クロユリ、カタバミ、ケシ、コウモリカズラ、コバイケソウ、シキミ、スイセン、スズラン、センダン、ソテツ、タバコ、ツクバネソウ、ツタ、トウゴマ、ドクセリ、トチノキ、トリカブト、ノウルシ、ヒエンソウ、フジ、モクレン、ユズリハ、ワラビ、モモ、ヤツデなどなど・・・

症状:嘔吐、下痢、腹痛、皮膚障害、死に至る場合も。植物に毒がなくても殺虫剤や除草剤がかかっていることもあります。散歩の時に犬が草を食べないように気をつけてください。

誤飲してしまった!どうしたらいい?

犬の誤飲
何を食べてしまったかによって、吐かせるべきかどうかは異なります。なんでもかんでも無理に吐き出させると粘膜を傷つけたり、気管に入って肺炎を起こす可能性があります。

とくに強い酸やアルカリ、殺虫剤などは吐かせないでください。意識がなかったり、けいれんしているときは吐かせると危険。急いで病院へ連れていきます。

食べてしまってから4時間以上たっていたらもう吐かせても遅いです。小腸にいってしまっているはず。液体だと30分で吸収されてしまうのですばやい処置が大事です。

強い酸性やアルカリ性物質、殺虫剤などでなければ緊急処置として吐かせてもよいです。

吐かせ方

塩を使う

塩を大さじ1杯口に押しこみ、マズルをおさえて飲み込ませます。のどが乾くのでたくさん水を飲み、吐いてくれます。

紙を筒状に丸めて、上を向かせ開けた口に奥までいれ、塩を流しこみます。それも難しかったらバターに塩をねりこんで与えます。

この方法は内臓に病気を持っている犬には使えません。

オキシドールを使う

薬局でも売っているオキシドール(過酸化水素水)をうすめて飲ませる方法。胃の中で酸素が発生するので吐きます。体重5キロに対して1ccほど。人がストローで吸い上げ、犬の口に流し込みます。

だいたい5分もすれば吐き出しますが、吐かないようなら病院へ。

手遅れになる前に病院へ、あるいは獣医師に電話で聞いて!

吐かせるべきかわからない時は自己判断をしないで、獣医師に電話して聞いてください。

また吐いたとしても少しは吸収されているかもしれませんし、何を食べたかはっきりしない時もあるでしょう。症状が悪化しない前に病院へ連れて行ってください。

病院へ行くときは、何をどのくらい食べたのか、わからなくても何の可能性があるかなど頭の中を整理して情報を伝えられるようにしましょう。人間用の薬はどんな副作用がでるかわかりません。その薬を持参することも忘れずに。

【中毒を防ぐためにできること】

・犬に食べさせてはいけないものを飼い主が知っておく
・人間の食事をテーブルなどに置きっぱなしにしない
・ゴミ箱をあらされないようにフタ付きのものにする
・散歩の時に草などを食べさせない

たとえ少しの量だったとしても犬によっては死んでしまうこともあります。うっかり食べてしまわないように飼い主さんが気をつけてあげましょう。




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