犬はいつ発情する?

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メス犬の場合、生後7~8ヶ月くらいになると最初の発情が始まります。まだまだ子犬だと思っていたのにいきなり出血をするようになり、びっくりする飼い主さんもいます。

オス犬の場合は生後7~12ヶ月くらいで性成熟をむかえ、その後は発情中のメスのにおいをかぐたびに発情するようになります。


メスの発情について

6~8ヶ月ごとに発情を繰り返します。大型犬の場合はそのサイクルが長く、1年以上間が開くことも。

[icon image="finger1-r"]発情前期(約1週間~10日
子宮の中の血液量が増え、外陰部が腫れて、やがて出血。フェロモンのにおいに引き寄せられてオスが近づきますが、まだ受け入れ体制には入っていないので噛みつこうとしたり、吠えたりします。

この時の出血の量は個体差が大きく、自分でなめてしまうために出血しているかどうかわからない犬もいますし、カーペットなどを汚してしまう犬もいます。
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【出血が多い時の対処方法】

オムツやナプキン+サニタリーパンツをはかせる飼い主さんもいますね。オムツでもナプキンでも犬用のは高価だったりサイズが合わなかったりして人間用のを代用している人が多いです。サニタリーパンツが脱げてしまわないように固定するサスペンダーも市販されています。

オムツやパンツをはかせているとトイレにとまどう犬も。トイレの時は脱がせてあげられるといいのですが、気がつかないとそのままおしっこをしてしまったり、がまんしてしまうこともあります。

またトイレトレーニングができていて、オムツをしていてもトイレシートの上で排泄する犬もいます。でも出血がおさまりオムツを外したらトイレ以外でもするようになってしまったなんてことも。きっと一度トイレ以外でしてしまったんでしょう。それを怒られなかったために、どこでも大丈夫なんだと思うようになったのかもしれませんね。

オムツやナプキンはどうしても必要なときだけ使うようにしたほうがいいです。やはりムレてしまいますし、それらを使うことでストレスになる犬もいます。

出血で汚されないように、留守番をさせるときはケージに入れる、行動範囲を狭める、カーペットなどにはカバーを付けて汚れても洗えるようにしておく、こまめに拭き取るなどでのりきりましょう。せいぜい1週間~10日のがまんです。(中には3週間くらい出血が続く犬もいるようですが・・・^^;)
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[icon image="finger1-r"]発情期(約8~14日間

出血が治まってくると排卵期がはじまり、オス犬を受け入れるようになります。しっぽを左右にずらして充血した生殖器をオスにみせアピールをします。

発情期に入って2~3日後に排卵され、その卵子は約4日間受精することができます。

[icon image="finger1-r"]発情後期(約2~3ヶ月)
発情は終わり、オス犬を受け入れなくなります。

偽妊娠について

発情後期に妊娠していないのにその兆候が見られる場合も。「偽妊娠」(想像妊娠と呼ばれることも)と言います。

妊娠していなくても妊娠を継続するための黄体ホルモンがしばらく出ることが原因で、このホルモンに対して感受性が高いと偽妊娠しやすいようです。

[icon image="check3-o"]つわりのようになり食事を受け付けない
[icon image="check3-o"]胸のむかつきを解消するために草を食べる
[icon image="check3-o"]食欲がすごくでる
[icon image="check3-o"]おなかがふっくらする
[icon image="check3-o"]母乳が出る
[icon image="check3-o"]攻撃的になる
[icon image="check3-o"]散歩に行きたがらない
などの症状があります。

それから「ヒーヒーフー」といきんで「偽出産」することも。
その後はぬいぐるみなどのおもちゃを自分の子どものように扱い、授乳しようとしたり抱きかかえたりします。

「ぬいぐるみはとりあげて隠してしまった方がいい、赤ちゃんはいないんだよと教えてあげるほうがいい」という獣医さんもいますし、自然におさまるのを待つべきという獣医さんもいます。おおよそ1ヶ月くらいで自然におさまることが多いようです。

偽妊娠は体に良くない?

発情のたびに偽妊娠を繰り返す犬も。とくに出産したことのある犬に多いと言われています。でも何度も繰り返すことは体に負担がかかります。

偽妊娠期間中は子宮内膜が充血したままになっています。それが長期になると子宮の中に膿がたまる子宮蓄膿症を引き起こすことも。

また母乳が出続けることで、乳腺炎になったりしこりができたりします。犬が母乳を自分でなめてしまうと刺激でいつまでも止まらなくなってしまうので、洋服を着せるなどして対処します。飼い主さんもおっぱいを触らないようにしましょう。

偽妊娠によって乳腺や子宮の病気を引き起こしてしまうこともありますから、繁殖を望んでいないのであれば早めに不妊手術をすることをおすすめします

発情期中に注意すること

[icon image="check1-r"]犬が集まる場所に連れて行かない

ドッグランやドッグカフェなどに連れて行くと、興奮したオス犬が近寄ってきます。

また散歩を控えたほうが良い場合も。もしどうしても散歩に行くのなら他の犬と合わないようなルートや時間帯を選びましょう。フェロモンの匂いは半径2キロにまで伝わるのだそう。それを嗅ぎつけたオス犬は刺激されメスを追いかけるようになります。刺激されたオス犬は夜も眠れないほど狂ったようになってしまうので、オス犬のことを考えても散歩には細心の注意を払いましょう

普段はあまり散歩が好きではない犬でもやたら散歩に出たがることもあります。

[icon image="check1-r"]感染症に注意

発情前期に土や砂などが多い場所に連れて行くとおしりが汚れ、膀胱炎などの感染症を引き起こすことも。膣や子宮内の自浄作用が低下してしまうので、おしりが汚れていたらぬるま湯で洗ってあげたり、濡れタオルで拭いてあげてください。

[icon image="check1-r"]普段通りの食事でOK

発情中に食欲がなくなる犬もいます。でも発情が終わればまた元に戻るのであまり気にしなくて大丈夫。心配してなんとか食べてもらおうと犬の好きなものだけを与えていると、それしか食べなくなるかもしれません。

[icon image="check1-r"]シャンプーはしないほうがいい

陰部を清潔にしてあげるのは大事なのですが、発情中は神経質になっていたりするのでシャンプーはしない方が無難です。普段シャンプーが好きな犬でも発情中はいやがることも。

オスの発情について

オス犬はメス犬と違って、定期的に発情期があるわけではありません。発情しているメス犬の性フェロモンのにおいに刺激されてスイッチが入ってしまうんです。

ではスイッチが入ってしまったオス犬はどうなるのか。

[icon image="check3-g"]脱走する(普段は絶対乗り越えられないフェンスでもよじ登る)
[icon image="check3-g"]四六時中ほえる、遠吠えする
[icon image="check3-g"]食欲がなくなる
[icon image="check3-g"]攻撃的になる、メスを争ってケンカする

などなど。メスのことしか考えられなくなってしまうんですね。普段おとなしい犬でも性欲によって変わってしまうんです。本能なのでしつけでどうにかなるものではありません。

発情してもどうにもできない状態が続けば、もちろんストレスがたまります。ストレスによって毛が抜けたり、飼い主に反抗したりします。

ストレスをためないようにするためにも去勢手術を考えましょう>>>不妊手術について考える

また、散歩中に発情したオス犬がメス犬に近づこうをするのを飼い主さんが止められない場合もあるでしょう。大型犬だったら引きずられて転んでしまうかもしれません。またうっかりリードを離してしまったためにオス犬が車にひかれてしまったり、メス犬の飼い主さんから暴行を受けたりするトラブルもあります。




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