順応力が高く気質が穏やかなゴールデンレトリバー

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ゴールデンレトリバーの歴史

ゴールデンレトリバーの歴史は古いとはいえません。不明な点も多くいろいろな説があるようです。

もともとはスコットランドでスポーツとして行われていた狩猟で、獲物を回収する犬でした。狩猟をする貴族たちは、よりすぐれた猟犬を作り出すために改良を繰り返していました。

作出のもとになった犬はウェーブがかった黄色い被毛のレトリバーといわれています。

そこから色々な犬との交配が行われ、泳ぎの能力に優れた犬種、においで獲物を追跡する能力に優れた犬種と交配が行われていきました。
ゴールデンレトリバー
この犬は19世紀から次第にその数を増やしていき、スコットランドだけでなく犬種名は1920年に統一されました。当時は毛色によってイエローレトリバーとゴールデンレトリバーに分かれていたようですが、ゴールデンレトリバークラブを結成した熱心な愛好家の働きによって、1920年にゴールデンレトリバーとして統一されたのです。

その後、イギリスからアメリカに持ち込まれ、アメリカとイギリスで違った特徴をもつようになります。

アメリカではすっきりした外観、濃い毛色。イギリスではがっちりとした体格、淡い明色系を好むようです。

日本では1984年のドッグショーで最優秀犬に選ばれると、急速に人気が出るようになりました。1983年にはわずか20頭だった登録数が、次の年には69頭、その次の年には212頭とうなぎのぼりに増えていきました。

現在ではベスト10に常にランクインしている人気ぶりです。ここまで急速に人気がでた犬種は他に類をみないようです。

ゴールデンレトリバーの性格

ゴールデンレトリバーは愛情深く、温和で利発さがあります。気質は穏やかで、嗅覚の鋭さも持ちあわせています。盲導犬、救命活動犬、麻薬探知犬、介助犬などとしても活躍している犬種です。

頭がよくて覚えがはやく、どんな人にもなつきやすい明るい性格です。環境への順応性も高く、テレビコマーシャルや雑誌でも活躍しています。

性格が穏やかなので、幼児がいる家庭でも噛み付かれるといった心配はありません。子どもがいたずらをしても、よほどのことがなければ怒ることなく、辛抱強く相手になってくれるのです。

そのため、小型犬や猫との多頭飼いにも適しています。無駄吠えは少なく、おとなしく留守番ができます。

子犬のうちはやんちゃでいたずら好きな一面があるので、家具をかじったりしがちになるので、しつけは小さいうちからしておく必要があります。

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  • 頭が良い
  • 順応力、適応力に優れている
  • 温和で辛抱強い
  • 人になつきやすい
  • 嗅覚が鋭い
  • 無駄吠えが少ない
  • おとなしく留守番ができるい

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このように気質が良い犬種ですが、もともと狩猟犬なので運動量は必要になります。泳ぎも得意です。

理想的な環境としては、近くに犬を離しても大丈夫な広場があるとベストです。フリスビーやボールを取ってこさせるような遊びができると、体を鍛えると同時にストレス発散にもなります。

ゴールデンレトリバーのスタンダード

ジャパンケンネルクラブのスタンダード
ゴールデンレトリバーの特徴を、JKC(ジャパンケンネルクラブ)のスタンダードを元に掲載しています。

中くらいの大きさで色は濃褐色、目ぶちは黒く、理知的で柔軟な表情を示している
中位で付け根はやや後方に位置し、形よく垂れ下がる
黒または暗褐色
垂唇は適度で歯はシザーズバイト
中位の長さと太さで、筋肉がよく発達している
頭部 スカルは広く平らで、適度なストップをもち、マズルは広く深く、スカルの長さとほぼ等しい
ボディ 背は水平で力強い。胸は深く肋まで達し、胸幅は広い。肋はよく張っているが樽状ではない。肌は十分に引き締まっている
被毛 被毛は平滑毛か波状毛で、水をはじく特性を有し、短毛犬ほど硬くなく、セターのような絹糸状の柔らかさでもない。前肢のうしろ側には適度に飾り毛があるが、前胸、下胸、腿のうしろ側、尾の下部には、より豊かな羽毛があり、それは他の部位よりは、おおむね淡い色である。
尾は尻から自然な線で保持され、長さは飛節まで達する。行動時はややq上向きカーブを描くが、背上に巻き上げてはいけない
四肢 前肢はまっすぐで、骨は太く、パスターンは短くわずかに前傾している。指はよくにぎり、パッドは厚い。後肢のスタイフルは十分に角度があり、飛節は低い。パッドは、前肢とほぼ同じである
サイズ オス:56~61cm メス:51~56cm

スタンダード通りに理想的な体をもったゴールデンはほぼいないですが、悪い例があるので紹介しておきます。

★頭部
スカルの感覚が狭く、目が吊り上がっている
耳が大きく見えて顔の印象が悪い
マズルがとがっている
目が丸すぎて耳の付き方がおかしい
平らなヘッドで、両目のくぼみがなく耳が大きすぎる
マズルが細すぎて下あごが弱く、目が小さい
スカルが丸すぎて、上唇がたれすぎている。
目のふちがゆるく、耳の付き方が下すぎる

★気性
気性が荒くケンカ腰である
気が弱くオドオドしている
警戒心が強い

★前脚
狭くて貧弱な前胸部
肘が外側にでて、広すぎる

★後脚
X脚
後脚の間隔が広すぎる

ゴールデンの毛色

スタンダードによると毛色はつやのあるゴールデンで、種々の影があります。胸端のわずかな白斑は許されます。

ゴールデンレトリバーの愛好芸能人(あいうえお順)

  • 石田ひかり
  • いしのようこ
  • 上田竜也
  • 風間トオル
  • 川原亜矢子
  • 研ナオコ
  • 黒木瞳
  • 小錦
  • 志村けん
  • 関根勤
  • 高嶋ちさ子
  • たかの友梨
  • 津川雅彦
  • 奈美悦子
  • 鳩山由紀夫
  • ベッキー
  • 松井秀喜
  • 松本孝弘
  • マルシア
  • 渡辺正行

ゴールデンレトリバーがかかりやすい病気

ゴールデンレトリバーには3大遺伝病があります。

・股関節形成不全症
・心臓病(大動脈弁狭窄症)
・眼病(遺伝性白内障、進行性網膜萎縮症、眼瞼内反・外反症)

これらは特にかかりやすい遺伝病ですので注意してください。

股関節形成不全症

3大遺伝病の中でも特に重要な病気です。

股関節におさまるべき大腿骨の骨頭が丸みを失い脱臼を起こします。歩くときにわずかにおかしかったり、足を引きずって歩いたりとさまざまです。

生後2~3ヶ月は症状があらわれないので発見が難しく、見た目は何ともなくても10ヶ月齢ぐらいになったら股関節の検査を受けましょう。

注意することは、良質のフードを食べさせることです。タンパク質、ビタミン、ミネラルがバランスよく摂れるものは、骨や筋肉の強化になります。また、すべりやすい床や段差、階段は負担になるので避けます。

進行性網膜萎縮症

網膜の細胞が萎縮して目がみえなくなる遺伝性疾患です。

目の血管が細くなっていき、網膜内に色素の点があらわれます。最初は夜盲症からはじまり、だんだんと症状が進んでいきます。

左右に動くものは見えますが、目に向かって直進するものが見えません。しょっちゅうぶつかったりするようになったらすぐに獣医にかかりましょう。早期発見によって薬で進行を遅らせることもできます。

逆さまつげ

まつげが内側に向かって生えていると眼球の角膜表面に接触し、涙を流したり角膜炎を起こします。

いつも目を細めていたり、まばたきを頻繁にしたり、角膜の表面が白く濁っていたりします。目に触っているまつげを毛抜きで抜いてあげて、炎症をおさえる目薬をさします。

腫瘍

乳腺に固いしこりができてだんだん大きくなります。これが乳腺腫瘍。

また、陰部にできた腫瘍が子宮蓄膿症を起こします。オスは前立腺など生殖器の腫瘍に注意が必要です。

避妊や去勢をしていない犬に多いので、定期的な健康診断を欠かさず行いましょう。

眼瞼内反症

人間でいうと「逆さまつげ」です。まぶたが閉じたり、まつげの刺激で涙が出たりします。

結膜炎や角膜炎を起こすこともあるので、常に注意をしてあげることが大切です。

角膜炎はそのまま放置しておくと腫瘍になり失明することもあるので手術をして治療します。

陰睾丸

犬の睾丸の両方または片方が腹腔内にとどまっていることがあり、これを陰睾丸といいます。

生殖機能をもっておらず、劣性に遺伝してしまうので繁殖はできません。腹腔内に残ったままにしておくと、皮膚病や脱毛、下痢などの障害を起こすことがあります。

生後40日をスギても陰嚢内に睾丸を確認できなければ、獣医にかかりましょう。ホルモン注射などの処置をする必要があります。

保険

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